2013年6月13日木曜日

ESVVビザの近況2013年6月現在

ESVVビザは、Extended Student Visitor Visaの略で、日本語にすると長期学生ビジタービザ、または拡張学生ビジタービザと呼ばれたりしています。


このビザは、2010年に学生ビザ発給に当たり英語能力の要件が付与されてから、英語学校の業界団体を中心に猛反発を受け、それに対応するために作られたビザです。比較的新しいタイプのビザですが、一応様子見(今後の状況次第では廃止になる可能性もゼロではない)という位置づけになっています。


が、今の所、継続はされています。


このビザですが、18歳以上や資金を持っているなど要件さえ満たせば比較的簡単に取得できます。そのため弊社のお客様でも、まず不許可になることはありませんが、ここ数ヶ月ESVVで却下になったのでどうすればよいかという問い合わせも頂くようになりました。まず問題なければ不許可になることは無いと思いますが、ここ数ヶ月で不許可になるケースも増えてきているという声を学校からも聞いています。


その却下されている方の多くの方が、ワーホリ帰りの方、ESVVを再度取得されたい方、SVV(6ヵ月未満のビザ無し)で渡英されてて今度はESVVを取得したい方、のどれかに当てはまります。


で、今回ESVVのサポートをさせて頂いた方で、ワーホリ帰りの方、ESVV再取得希望の方の申請が通りました。正直厳しいかなと思っていましたが、取得できたという報告を受けて喜ばし限りです。


どちらも、格安語学学校での英語コース受講です。


特にこの方々に強くお願いしたのは、留学計画・留学の動機・将来の展望(習得した英語をどう活かしたいか)をしっかり練ることです。フランスの学生ビザの項目を援用してみました。


同じ英語コースでもただ単に一般英語コースを永遠受講するのはよろしくないので、最終的に留学で英語力をどうしていきたいのか、で、その英語力で日本に帰って何したいのかというところに焦点を当ててもらいました。


それ以外にも、資金の出所と、アメリカの場合でもそうですが、日本との結びつき(要は帰国したらどうするつもりなのか)をしっかり説明することが重要なのかなと思っています。


やはり、審査官も闇雲にESVVを許可しないと思うので、その人にとって留学する意義を多方面から説明し納得してもらうように準備するのが最良の策だと思います。


なので、長期渡英後で申請される方や再申請される方、ESVVは駄目かもしれないとあきらめないで、しっかり準備して申請されてみると良いと思います。